伝言ゲーム
●本編(1/1)






こそっ

「魔法使いが魔法を使う」







伝言ゲームをしている



私は右隣の人に
耳元でこそっと呟く



でも
やっぱ緊張してしまう










なぜなら
私は右隣の中川君が
好きだから







「はい、最後の人!!!

答えは?」








「魔法使いが食べられる」





誰が
いつ変えたのか
分からない

でもそこが伝言ゲームの面白さ









「じゃぁ

次の順番は逆回りな!!」





私は驚いた
中川君に呟くだけでも精一杯なのに
呟かれる////




どんどん
順番が来る



心臓がドクンドクン鳴り響く








中川君は
私に
耳元で呟いた


























「中川隆一は青木ゆみが好き

答えを流して」





私は一瞬
心臓が止まった気がした


青木ゆみ、
私の事だった





私は


中川君を1回見て


左隣に呟いた








「最後の人

答えは!!!??」


私の左隣の人が言った















「私も好きです」




みんなは
誰が言ったんだとか言って
爆笑してる時






中川君は
私と中川君の間に
バックを置いて


その奥の隙間に
手を通らせて

私の手を握った




で、私の耳元で

「大好きだよ」



と呟いた









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