*ミルクティー (1/3)
毎日、夕方になると俺がバイトしてるコンビニに来る女子高生がいた
彼女はいつもパックのミルクティーと何かひとつ買っていった。
それは菓子パンだったりヨーグルトだったり。
ミルクティーとコーラって日もあった。
最初の内は何も思わなかった。
でもしばらく続くと彼女が来るのが楽しみになっていた
今日は何買うんかなーって
明日も来るんかなーって
考えるようになった
冬になった
その日は新商品が出てて、俺はたまたまそのお菓子を棚に並べていた
(りんごチョコとか美味しいんかな…w)
そんなことを考えてた。
その時
「なあ、お兄さんお兄さん」
いきなり声をかけられ振り向いたら彼女がいた。
「はい?」
「それ美味しん?」
彼女が指さしていたのは俺が並べていた新発売のお菓子
「保証はないっすw」
「あははw」
そう言って笑った。
胸が締め付けられる
その瞬間自覚した
俺は彼女が好きなんだ
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