復讐の赤
*[仲間](4/12)



玄関に向かっている途中ふと思い出した。



「ここにどれくらい正気の人間がいるのかな?」


「なんだよ、急に?」


――…みんとさんの存在。


「先輩達に会う前、斉村さんにあったんだ。先輩のクラスの……斉村みんとさん。」



そして牧瀬の事、体育館でのことなど奇怪な出来事を先輩に話した。



「……斉村は生きてるだろうな。」

義町が会話に交じってきた。

「あいつ金持ちのお嬢様だけど、気ィ強ぇし、空手の有段者だし……性格もおっかねぇし…。」


「みんとさんて凄い人ですね…。」


そんな人なら1人でもやっていけそうだな。
…だけど、こんな変なことが起こってるのに1人で心細くないのだろうか。



「探します?1人じゃさすがに…」


「俺はごめんだな。」

言い終わるよりはやく卯月が拒否した。


「あいつは人間をどうも思ってねえんだ。命懸かってんのに、そんな奴仲間に出来るかよ。」


「簡単に裏切りそうだしな…。………あいつこの状況楽しんでそうだな。」


卯月が言うとそれに義町も付け加えるように言った。


「…………。」

怖そうな人だとは思ってたけど、そんな性格悪そうには見えなかったなあ。




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