「なに男子。
  きもちわる。」

クラスの男子相手に
暴言はいてるあいつ。

俺の彼女。

「お前本多と
  付き合えたからって
  調子のってんなよ！？」

「な…！
  のってないし！」

付き合えってからも
いつものまんまの
クラスの渚。

「お前、可愛くなれよ。
  本多が哀れだ…。」

「関係ないでしょ。」

唯一変わったとすれば
二人のときの渚の態度。

クラスのこいつからは
全然想像できなかったけど
実はこいつ超甘えん坊。


「俺のことどう思ってんの？」

って聞いたときも
なかなか答えないで
顔赤くしてるもんだから

「じゃあ知らねーよ。」

ってキレたふり。
したら渚の奴、

「す、好きだもん…
  怒んないで。」

なんてかわいい顔して
こっち見るもんだから。

「あー。」

って声だしてごまかした。









「本多くんって
  渚のどこに惹かれたの？」

自分の世界に入っていたせいか
かなりびびった俺。

目の前にいるのは…
クラスの女子。