▼隣にいる<優也> (1/2)
「優也、帰ろうぜ。」
「いや、俺委員会。」
そういって親友の
啓の誘いを断った。
あの時きづけば
やりますと言って
上げていたあの手。
今日はその1日目。
「お前が委員会、とか
超ガラじゃねーな(笑)」
とかってからかう啓に
一蹴いれて歩きだす。
「「…あ…」」
廊下の角で
ばったり会ったお前。
「本多くん、よろしく。」
「え?あ、よろしく。」
もう同じクラスになって
一年半たつっていうのに
あんまり話したことない相沢。
「…席、ここだって。」
相沢が指差した席に座る。
「…どうも。」
なんか敬語になっちまう。
なんだかわからない
不思議な雰囲気だった。
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