そのまま、恭平の家に連れてこられた私は、恭平に聞いた。
「なんで知ってるか?璃子が電話してきた」
璃子ちゃん…
心配かけちゃったもんね、あとで連絡しなきゃ…。
「でも、俺も色々ごめん…」
そう言って、私を抱きしめる。
恭平の腕、久しぶりだ…
「私も勝手なことして、ごめんなさい。
これのためだったの…」
カバンの中からチョコを取り出して、恭平に渡す。
「これ…」
「チョコなの!!作り方を教えてもらう代わりに、お店手伝ってたの」
「俺に?」
コクンッ―――…
首を縦に振って返事をする。
- 42 - ☆栞☆────────────────←前|次→────────────────
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