何でも屋
１[アルバイト](2/12)
私の名前は遠山凪。
ただ今、専門学生しています。
どうしてもとある職業に就きたくて、田舎から……（まあ、私から見て）都会に引っ越してきました。
土地勘も全くないし、わからないところだけれど、今一生懸命頑張っているんです。
奨学金と高校生の時にバイトで貯めた貯金を使いながら細々と生活しているけれど、その貯金もなくなろうとしている。
勉強時間が削られるし、疲れるけれどアルバイトをしようとこの前決意して探しているけれど見つからず。
とりあえず、土地勘をつけようと思い街をぶらぶら歩いてみたが迷子になってしまったようです。
本当、とことんついていない。
誰かに道を聞こうと思ったけど、誰も歩いていない。
またぶらぶら歩いて、目の前におしゃれな喫茶店があった。
疲れたし、そこで何か飲もうかと思ったけど……金欠だしやめておく。
そう、目の前を通り過ぎようとしたときだった。
彼に話しかけられたのは。
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