のたうち回る夢
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気づけば何もない空に雲を探していた。
私が愛した人と時間は、ついさっき私のものでは無くなった。
余裕をうっかり落としてしまうほど、読みきれてないのにページを捲ってしまうように一人だけで駆け抜けるような恋だった。
「彼に私が刻まれたならどの形であれ、それでも大丈夫か。」ショーウィンドウのガラスに映った涙でメイクがよれた醜い私に目線を落としたらそんな言葉でしか自分を慰めることが出来なかった。
一回振り返って幻想を抱いたりした。
振り返って見えた景色には、遠くで景色がゆらゆらと揺れていた。涙がすぐに乾いてしまうくらいの猛暑の中に彼は私をひとりぼっちにした。

なんてことない、その辺にある失恋。
泣いていることが馬鹿馬鹿しい、人生に失恋っていうイベントが付いていただけなんだから。
うまく自分を慰めることができなくてじんわり睡魔に襲われたので家に帰ることにした。




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