*〜:+:〜*〜:+:〜*〜:+:〜*

[原点](1/14)

*〜:+:〜*〜:+:〜*〜:+:〜*

▼stage16.原点



あの日、闇の中で

荒れ狂っていた俺を

救ってくれたのはやたらと

キラキラした奴だった


あるとき、何も上手くいかなくて

どんどん荒れて行ったときがあった

ガキのくせに俺は

自分がどこまでイケるのか
っていう好奇心と
くだらないプライドで

すれ違う奴らに喧嘩を売って

勝つことで自分を保っていた


あの日は少し遠出して

自分の腕を試していた




「ぐっ…」



自分の下で

呻き声を上げて

バタバタと倒れていく知らない奴ら

血が広がる中心で

既に虫の息のやつに
また拳を
振り下ろそうとしたときだった




「お前、目が死んでるよ」




顔を上げると

俺を哀れむような目で射抜く

銀髪のやつがいた



今殴ろうとしていた男の
胸倉を乱暴に離して

俺はそいつをじっと見つめる




「派手にやってるな
   野生の獣みたいだ」



- 221 -

*〜:+:〜*〜:+:〜*〜:+:〜*

前�n[*]｜[#]次�n

*〜:+:〜*〜:+:〜*〜:+:〜*

/247 �n

*〜:+:〜*〜:+:〜*〜:+:〜*

⇒しおり挿入

*〜:+:〜*〜:+:〜*〜:+:〜*

*〜:+:〜*〜:+:〜*〜:+:〜*

⇒作品レビュー
⇒ﾓﾊﾞｽﾍﾟBook

*〜:+:〜*〜:+:〜*〜:+:〜*

[編集]

*〜:+:〜*〜:+:〜*〜:+:〜*

[←戻る]