LIFE
[大超能力感謝フェスティバル](1/7)
主任「おはよう」
機関長「おはよう。今日はどうする予定?」
「あ、さっき携帯見たら瑠衣からLINKが来てて喫茶店してるんだって。だから瑠衣達のブースで手伝いする。」
「じゃあ、行って来る」
足早に去ろうとする。
新樹「今年は参加するんですか?毎年本部に居ただけなのに」
案の定、新樹さんに止められた。
本部はここ、機関長室。
去年までは参加する意味無かったし…。
でも今年は瑠衣に呼ばれてるから去年とは状況が違う。
「良いでしょ。」
新樹「レストは?」
「沢山してる。」
ワンピースのスカートを少し捲って太ももに隠れているレストを見せる。その上、見えるところブレスレット、イヤリング、髪留め、ネックレスもしてるから不足は無いと思う。
新樹「重りは?」
「足についてる」
新樹さんは黙って近付いてきて、私の右腕を取ると簡易Power測定器を腕に巻いた。
いきなり何するのって怒鳴りたかったけど、そこは我慢…。
誰もが無言で見守る中、測定器の測定結果を知らせる音が鳴る。
ディスプレイには"2"と表示されてる。Power2だったら問題無いと思うけど。
「Power2だよ?良いよね?」
新樹「流石ですね。この前までは同じレストの数でPower0まで抑える事が出来ていたのに成長してますね。」
私の言ってる事聞いてないし…。
「…。でも今日は全くPower出ないようにしなくて良いんでしょ。Power2で大丈夫だよね?レスト増やさないでお願い…」
新樹さんなら何するかわからない。
今レスト増やしたら身体がしんどくて1日中何も出来ない。瑠衣達のお手伝いが出来なくなる。
それは嫌だ。少しでも彼らの力になりたい。
新樹さん「その通りです、今日はPower0にする必要はありませんのでレストは増やしません。今は。これを飲んで下さい」
新樹さんは一粒の薬を渡した。
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