LIFE
[天皇](1/9)
バタバタバタと桜子が着物で必死に走って来くるのが見えた。
桜子「ハァハァ…彩!会いたかったですわ」
桜子は会うなり飛び付いてくる。
「桜子、ありがとう。」
桜子「警備員さん、彼女は私の友達以前に、特許超能力者ですわ。失礼の無いように」
桜子が警備員さんに一言言う。
流石桜子…迫力あるなぁ。
警備員「大変失礼しました」
警備員さんは恐れ多そうに敬礼してる。
警備員さんは悪くないんだけどな…。私の良心が痛む。
「全然大丈夫ですよ。良かったら私の顔覚えてくださいね」
微笑みかける。
警備員さんは安堵の表情を浮かべた。
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桜子と2人で桜子の部屋へ向かう。
桜子「昨日のうちに確認出来なくでごめんなさいね。バタバタしておりましたの。」
「全然良いよ。ここんところ忙しそうだもんね。」
桜子「そうですわね…。あ、キャリスタ(イギリスの王女)が、あなたにとても会いたがっておりましたわ。」
桜子がとても嬉しそうに話してくれた。
キャリスタが会いたがってくれてるって嬉しいなぁ。私も桜子の話を聞いて嬉しくなる。
「嬉しいな。」
桜子の部屋の前に着き、ノックする。
すでにキャリスタはいるみたい。
桜子の部屋のドアを開ける。
キャリスタ「アーヤー!!会いたかったよ!!」
部屋に入るなり思いっきり抱きついてきた。
「キャリスタ、お誕生日おめでとう。久しぶりね。私も会いたかったよ」
キャリスタも桜子も私も同じ15歳。
今晩、キャリスタは誕生日でパーティは日本でしたいと、遊びにきたって桜子から前持って聞いていた。
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