LIFE
[地震](1/12)
集中して、テレポートすると東京から離れた長野県にある深山学院高等学校まで数回のテレポートで着くことができた。
なんで、私がこんなところに配属されたかはわからない。
多分ここが一番震源に近いのかも…気を引き締めて行く。
とりあえず、空気に触れて学校の情報を読み取る。
生徒数や教室の場所、一瞬で頭に入れる。
一旦、深山学院高等学校の職員室にテレポートする。
職員室はいきなり現れた私に驚いている。
「J.S.P.Oの特許超能力者です。」
先生「何をすれば良いですか?」
「生徒達にしばらく教室から動かないように早く放送入れてください!学校は揺れないように私が押さえます」
放送するマイクがある席の一番近くにいた先生が迅速に放送を流してくれた。
先生「この後はどうしたら良いんですか?」
近くの大人か子供かわからないくらい童顔の先生が不安そうな顔で聞いてくる。
「私が体育館にみんなテレポートさせます。安心してください」
話してるうちに
ガタガタガタガタと音がし始めて地面が揺れそうになった。
揺れる前に私は外の運動場の方に出て、屋上の高さまで飛び上がる。
目をつぶって集中。学校が揺れないようにサイコキネシスで四方から押さえながら周りの一般家庭の家やビルも見えない壁を作って固定する。
うん、瞬時に作ったにしてはなかなか。
目には見えてないものの揺れてる様子はない。私は地面から浮いてるからそれすら感じないんだけどね。
地震の揺れが一旦止まった隙に体育館にみんなを移動させる。その方が余震が来た時に守る場所が一つで済むから他に手を回せる。
ここから見えている3階の一番端のクラスにテレポートした。
「動かないでください。余震が来る前に今から体育館にみなさんをテレポートさせますね。体育館についたら先生の指示に従ってください」
何回も言いながら1クラスづつ周って移動させた。
2分くらいで全校生徒2千人くらいが体育館に集まった。
「あの…この体育館広いからまだまだ人入りますね。この地域の方もここに避難させます。ここからここまでのスペース開けておいてください今から数分間はこのスペースに人入れないで下さい。遮ることも厳禁です。」
スペースを把握しながらテレポートするから遮ったり余計な人の影は邪魔になる。
先生「……そんな事できますか?」
「多分…」
先生「特許超能力者すごい…。」
特許超能力者は国から認められてる超能力者だから、それ相応の実力が伴う
私はすぐに空高くテレポートした。
おおよその地域の中心まで行く。
この地域は半径3キロくらいの小さなところ
目を閉じ意識を人々に集中させる。
そして、目ではなく本能で人の気配を捉える。
数はだいたい…500人ほどかな?
100人づつテレポートさせる
みんなを体育館に送ったあと、どっと疲れた。
久しぶりにこんなにPower使ったから貧血気味。
頭がクラクラする…
とりあえず、体育館戻ると、人が沢山いて、わけがわからず焦っている住民に先生が事情を説明してくれていた。
大きな余震がが来た。
私は体育館が壊れないようにサイコキネシスで守っていた。
体育館だけ守れば大丈夫だからだいぶ楽。
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