ヲタク系恋愛
[ヲタクとトラウマ](1/4)




あれから何事もなく過ごす日々といったら少し語弊があるかもしれない




何故か先生の態度が鈴木事件以降妙によそよそしい
話しているのに目があまり合わないし、なんかソワソワして見えるような見えないような



私と話すのが嫌かと聞いたらなんかめっちゃ食い気味に違うって叫ばれたしここの所の先生は正直いってよくわからない





望曰く『あんたらしいね』 だそうだ。
いやよくわらないよ望






それでも先生と話すのは楽しいし一緒にいるのが楽だからついつい数学準備室まで足を運んでしまう





『せんせー!聞いてください今日は文トの太宰さん描いてきましたよー!』




『素晴らしい!!!!!!!』





ふっふっふ
これでも先生の扱いには慣れている方だ
先生のコミュ障が今頃発揮されても私には屁でもないわ!(ドヤァ)




『キョウさいてっ!……ごほん。先生次いつイベント行きますか?』



久々にキョウさんって呼ぼうとしたら叩かれた。別にいいじゃんね周りに誰もいないんだから。




『そうだなー、再来週のアスタは行きたいなーって思ってる』



『あ!じゃあ文ト併せしましょうよ!私敦くんやるから先生太宰さんで!!!』



『い、いけどっ……!?』



『やった、じゃあ決まりね!詳細は後々DMで決めましょう!じゃあ授業始まるのでさらば!(キメポーズ)』





うわ〜〜〜久々のイベントで併せ!最近はイベントすら行ってなくてほぼ宅コスばっかだったから嬉しい!楽しみだ〜〜(るんるん)
宅コス自宅でコスプレをすること


















『こ、これって……デート!?』 (違う)





私がいなくなった教室で先生がそう呟いていたことを私はつゆ知らずコスプレ準備に取り掛かるのだった










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