「一緒に使いませんか?」

♯[知らなかった彼](1/15)
目が覚めて時計を見ると、11時を少し回った所。


すぐ横を見ると、奏の寝顔が。


綺麗な寝顔に見惚れていると、


「穴あいちゃう」


そう言って、軽くキスをする。


「あー…時間やばいな。
学校行かなきゃ。送ってくから行こう」


用意をして、部屋の外にでる。


ーーやっぱり広い家。


「お母さんとお父さんは?仕事?」


廊下を歩きながら、尋ねる。


「2人共仕事じゃないかな?
毎日忙しく働いてるよ」


そう言って笑う奏は、たぶん両親と仲がいいんだろう。




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