きゅんきゅんの魔法
 君とキュンキュンと音楽と (1/1)



放課後の教室。


私の好きな人、しょう君は

いつも1人で音楽を聞いて
窓の外を眺めている。



絵になるなあ…


サラサラの茶色の髪が
風にあたって

漫画にでてくる1シーン
みたいにかっこいい。




「ねぇねぇ」

「…」

「もう皆帰ったよ?」

「…」


音楽に集中していて
私の声なんて
聞こえてないみたい…





「何きいてるのー!?」

「っ!」


びっくりした顔で私を
見つめるしょう君。


「あ…ごめん//
何聞いてるのかなって」



「あぁ…これ。聞く?」


そう言うと
片方の耳からイヤホンを外して
私に差し出してくる。



え……

そんな事するのって恋人みたいじゃん



「いいの?//」

「あぁ」



私はしょう君の前の席にすわり
音楽を2人で聞く。



顔…近い//


私はあまりにもドキドキして
音楽を聞いてる場合じゃなかった。



〜♪〜♪



イヤホンから聞こえてくるのは
恋愛ソング。


〜♪〜♪



いい曲だなぁ―……



「この曲キュンキュンするね」


「は?きゅんきゅん…?」


しょう君が不思議そうな
顔をする。




「あ//
キュンキュンっていうのは
なんか恋しくなるっていうか…
胸がキュンってなるみたいな」



「ふぅん…//」


しょう君が口を尖らせる。



〜♪〜♪



教室には音楽と

風の音だけが鳴り響く。



〜♪〜♪





「…あ」
「…っ」


不意にしょう君を見ると
お互い目が合ってしまう。



慌てて下を向く私。




〜♪〜♪
「…きねぇ」



え?



〜♪〜♪
「…できねぇ」




何か呟いているようだけど
音楽の音で聞こえない。


「え…何て?」




―ポンッ


突然、しょう君に
耳のイヤホンを抜かれる。





























「お前のせいで




き…きゅんきゅんして//





曲に集中できねぇ…」









「え―…」






“好きだ”

しょう君の言葉に
私がキュンキュンしたのは秘密―




end...☆


1
←back|next→
…bookmark

 


⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?

[編集]

←…