誓い
ー伍章ー[刃の行く末](1/20)



「祥夜君。
ちょっとお饅頭食べませんか?」



ニコニコとした顔をしている沖田にそう言われ、尚は暫く沖田を見詰めていた。

たっぷりと間を置いて漸く口を開く。






「…こんな時間にすか?」



月がもう直ぐで一番高い所まで昇ろうとしていた。



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