学年1イケメンな君に恋をしたお話。
[キミガスキ。](1/39)












もう、高校三年生への進級も
間近になっているころだった。










私は、俊哉からのRINEを見て
少なからず嬉しさを感じていた。









きっと、私は、まだ
澪がスキなのだろう










でも澪に彼女ができて以来
話してもないし、RINEもしていない







だから私は



急に話しかける勇気もなければ




いきなりRINEを送る理由もないのだった。







友達はいつからこんなことを
気にしなくてはいけなくなったのだろう?






友達ってどこまで踏み込んでいいのかな?






友達って難しい。









澪の事は気になっていたものの
私は接点を持てずにいた。










前作を読んでいた人なら
覚えているかもしれないが








このころ俊哉かは、スキだの
愛してるだの、すごく言われていた。












電話がかかってくる回数も増えた。










でも電話を取る回数は減り
俊哉への依存も消えつつあった。











そう、紛れもなく
関わってもいないはずの澪の存在が
わたしの中で大きくなっていた。
















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