Goddess Around The World ヘラの冒険2 地球時刻０時…君は？
[二章『再会』](1/3)
３人が食事を楽しんでいると、後ろから唐突に声が掛かった。
「あらぁっ！」
びっくりして声のしたほうを向く。
地味な服装のふたりの女性が立っていた。
地球連邦政府気象調整局の衛星部２課の新人、双子のセイラとレイラだ。
それに気付いたスザンヌは飲んでいたコーヒーを置き、声を上げた。
「あなた達、助かったの！？」
「はい！助かっちゃいました！」
セイラは明るく笑った！
「チーフもご無事で良かったですわ」
おとなしめのレイラの顔もにこやかだった。
「ああ、紹介するわ。衛星部２課の新人ふたり。こっちの子がセイラ、そしてそっちの子がレイラ」
マイケルはサングラスの下で瞳を向けて言った。
「おふたりのことはワイフからよく聞いてます」
「こっちは夫のマイケルとトッコちゃん」
「よろしく」
「よろしくね！」
「こちらこそ！」
「よろしくお願いいたします」
「まぁ立ち話しもなんだから、あんた達、座んなさいよ」
「いいんですかぁ？お邪魔じゃない？」
「構わないわよ！それより情報が欲しくて仕方がなかったんだから！」
ふたりは隣のベンチに座った。
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