シスコン保健医とブラコン新人教師

☆新人教師×変態親父 1/22

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目を覚ますと知らない場所

高い天井にこれでもかというくらい柔らかい布団

自分の部屋の何倍もある空間

「ここどこ?」

ポツリと呟いてキョロキョロすると時計が目に入った

…3時
部屋が真っ暗な所を見ると夜中だろう

っていうか私…

「起きたか?」

何があったのか頭を整理しようとしたらそんな声が響いた

顔を上げると龍一先生

記憶が一気に蘇る

わ、私!!
先生とキスして…!

「わぁあああ。」

布団の中に隠れてそう叫ぶ

自分の家なら近所迷惑だがこんなに広い部屋なら大丈夫だろう。

「うるせぇな」

「うるせぇじゃないですよ!!何してくれてんですか。」

「キスだろ?」

「冷静に言うなぁあああああ!!」

先生の濃厚なキスに意識を失ったというあり得ない事実

キスだけで気を失うなんかあるんだね!!ほんと嫌になるよ!!

「変態!鬼畜!悪魔!」

恥ずかしさのあまり勢い任せに叫ぶ

「俺が変態と鬼畜と悪魔ならお前は今頃裸だ。」

「うるさいわ!!」

あり得ないあり得ないあり得ない

普通会って間もない新人に
兄貴が好きで泣いた女に
キスするか!?

しかもディープな方!!

しないね!人間ならしないね!

「お前何悶えてんだ。」

「悶えてませんよ!!」

死にたい。

布団から出て自分の荷物を探す
それが見つかれば

「わ、私帰ります!」

と叫んで荷物の方に向かおうとした

ガシッ

しかし先生の大きな手に阻止される

「今帰ったら危ねえだろうが」

「ここにいるよりマシです!」

「ほぉ。」

このやり取りで何か悪いことを言ったのか腕を引かれベッドに倒れ込む

そしてそのまま龍一先生が私に覆い被さった。

「お望みなら本当に抱いてやろうか?ああ?」

こ、怖いよぉおおおお!!!!


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