文才チートで異世界生活
[安西先生、テリヤキバーガーが食べたいです。](1/6)
黒介の屋敷の客室でハティとアサギが向かい合っている。
「それで?相談っていうのは何?ハティ」
アサギがそう話を切り出した。ハティはアサギに「相談がある」と言って呼び出したようだ。
「黒介様の事なんですが、この頃少し元気がないんです。同じ転生者のアサギさんなら何かわかると思ったので来てもらいました」
ハティは真剣な表情でそう言った。
「元気がないって具体的にはどんな感じ?」
アサギがそう尋ねる。
「いつもため息ばかりで辛そうなんです」
ハティは悲しそうな表情でそう答えた。
「ため息ばかり、か。転生前の生活に戻りたいのかな?よしわかった!私から黒介に直接聞いてみるよ。同じ転生者だから言える事もあるかもしれない」
アサギは笑顔でそう言った。
「黒介様を頼みました。でも弱っている黒介様を慰めて自分に依存させるつもりなら・・・わかってますよね?」
ハティはそう言って二本のナイフを取り出した。
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