ふわふわ女子(実は毒舌)の本気の恋、
[偶然…いや運命?](1/6)


ほんとにたまたまだった。


別に盗み聞きしようとか、そういう魂胆があったわけではない。



今日は、真希とか、クラスの友達と一緒にカフェに来てた。

あたしは、電話がかかってきたのでちょっと店の外に出た。

電話の相手は古谷くんだったんだけど、それはまぁ置いといて。


店の入口はちょっとした影になってた。


だから、人通りはお客だけ。


今日はとても空いてたので、あまり人もこない。


ここでいっか…と思い、古谷くんと少し話し、電話を切った。


すると、こちら側からだけ見える、このお店のベンチから話し声が聞こえた。


天気が良かったから、外でお茶してたんだと思う。

外で飲むのも気持ち良さそうだなぁ…なんて思って、別になんの気にも止めなかった。


「絵梨と相澤くんの馴れ初め教えてよ〜」



この声が聞こえるまでは。






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