私は勝ち組。
最終章 (1/7)
翌日の朝、学校に行った私に芽衣と舞子は前と変わらない笑顔を向けて私に¨おはよう¨と言った。
2人に溶け込んで
何の違和感も感じさせない笑顔のうみ。
私達は元通りの生活になったんだ。
でも私とうみは
確かに成長したはずだ
さすがにクラスの皆の視線は痛かったし、正直避けられている気もする。
勝ち組グループだった私達はもういない。
でもそれでいいんだ
今では、そんな現実が人間らしくて心地いい。
うみと私に向けられる悪口も、時にはある。
¨よく学校来れるよね…¨
¨平然と笑っててありえない¨
本当の事なんだ
私に反論する権利なんてない。
でもその都度
芽衣が私達を庇ってくれたから、あまり辛くはなかった
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