プレイボーイの苦悩〜傷だらけの僕。
[親愛なるあなたへ](1/14)



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『で、

なんでお前俺らと一緒に帰るんだよ』





よっこいせと

背中の女を持ち直して

圭に聞いた



『なんでだよ、俺だって颯太と帰りたいもん』



そういって颯太の肩を抱く


『やめろーお前っ!


俺は香川一筋だゾッ!!』




何度となく見たこのやりとりが


なんだか


落ち着く




『チエミちゃん、起きないね…
ほんとに寝てるだけなんだよね??』




俺の背中に背負ってるチエミの頬をつつく香川。



『あぁ、スヤスヤねてるよ、全く呑気なもんだぜ。


この馬鹿』




人の気も知らないで






『こ、このば、ばかってひどいーー』





めずらしく香川にギロリとにらまれて




ほほぅ


こいつも強くなったな




と感心すら覚える






『圭は麗奈とつきあえばいーんだ!

だいたいなんで一緒に帰ってくんだよ

お前んちあそこなんだろ



全部うまくいくじゃねーか』





『はいそうですかって

颯太をあきらめろと僕に?』





『お、お前っ


この期におよんで



まだそんなこといってんのかっ!


やめろ
はなせっ


だきつくなぁ〜』



























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