どうやってここに来たんだろう
どのくらい寝てたんだろう
目が覚めると事務所らしき部屋のソファだった
しかもちゃん毛布が掛けられてる
私と毛布の間にはスーツの上着
この香水のにおい…海翔のだ
海翔の香水のにおいに安心感を感じてスーツを握りしめまた意識が飛びそうになって目を閉じたら
類の顔が頭をよぎった
咄嗟に体を起こす
「さやか??」
顔を上げると隣には海翔がいた
『ここどこ?』
海「店の事務所」
『なんで私ここに??』
携帯を探す
画面を見た瞬間、頭の中が真っ白になる
『私、行かなきゃ…』
海「行くって、店戻るのかよ?!お前倒れたんだぞ!!もう少し休んでけよ、類には俺が電話しとくから」