太陽と月
[3.月那](1/17)
「ちょっと月那、どこ行ってたのよ!」
親友に呆れ顔で叱られる。
「ごめんごめん、またやっちゃった〜」
「ったく...ほんとに無茶しないでよね?」
無茶する前に、助けられてるんだけどね。
ふと頭に浮かんだ顔に、思わず笑みがこぼれる。
あたし、唐沢月那。
親友曰く、
むちゃくちゃなおてんば娘。
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