春の黒猫
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「おはよぉー」
「おはよう。
今日も眠そうね。」
「最近携帯ゲームにハマっちゃってて。」
眠そうに目を擦りながら梓が登校してきた。
昨日は授業で分からないところがあったからという口実を用意して先生のところに行ったのだけど、結局名前の話で盛り上がって来た理由を聞かれなかった。
私がただ間違いを訂正しに来ただけだと思われていそう。
まぁいいけど。
でも授業で分からないところがっていうのは英語がある日しか使えそうにない。
どうやったら毎日先生に会えるかな。
…って、撫子。
さすがに毎日は迷惑よ。
「あれー、また撫子がご機嫌。」
「そう見える?」
「うん、なんか楽しそう。」
「まぁね。」
そのあと梓にしつこいくらいの質問攻めにあったけど、HRが始まったところで話が終わった。
私今すごく楽しい。
そりゃあもう梓にすらバレてしまうほど。
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