♀ 人気アイドルのマネージャー(1/5)

「―であるからこそ、…である。」



２限目の国語



あたしはボーっと手に持つシャーペンを回す





ブーッブーッブーッ




すると、スカートのポケットに入れていた携帯が震えた



「…ん。メール…？」



あたしはそれをポケットから出して、開く




「「はぁ？」」



…誰かと被った


いや、誰かなんてアイツしかいないが







ガタッ




あたしは勢いよく立ち上がる


それと同時に、高斗も立ち上がった




「しげじぃ！ごめん仕事入った！」



あっ、しげじぃとはあたし達の国語の先生


本名 茂 太郎 (シゲタロウ)



「高斗が仕事入ったから、あたしも行かなくちゃ！」


あたしは、学校内では高斗のマネージャーとなっている


だから、高斗が抜ければあたしも流れで抜けれる


だから、周りには一切疑われない




あたしと高斗は鞄に荷物を詰め込み、教室を飛び出した


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