4限目___ あたしと俺。(1/105)
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「…中山は今日ここに転入してきて新しく帝海会に入ったメンバーだ。
3人とも同じクラスだから知ってるよな?」
「もちもち!」
「…ん」
「……」
「中山、帝海会は学校の生徒会と同じところで
主に学校のまとめ役…まあそんなところだ」
「……」
「…?おい、どうした?」
初めて思ったこの感覚に
頭はなかなかついてこない。
側から見たらボーッとしてるように見えたのか
「ふっ…未だに眠いのか?」
秋山先輩から頭をポンポンされた。
「ち!違いますよ!」
「…なら返事くらいしろ」
「…すいませんでした」
何気ない秋山先輩からの頭ポンポンに
やっと頭がまわりだした。
そして帝海会のメンバーがあたしの周りに集まっていたこともようやく気付いた。
「…!!」
なんなんだ…この、美形揃いは…
長身で前髪たらしてる秋山先輩。
その弟の秋山君も兄に負けを取らずイケメン君。
同じクラスらしい前髪男子も何処からかオーラが出ている。
そして、
1人1人の顔をじっくり見ていっていたら
1人だけ腕を組んであたしを睨んでいる奴がいた。
誰かなんてすぐに分かる。
「秋山先輩!なんでこいつが帝海会に入ったんですか?!」
あたしと同じ名前の奴が叫ぶ。
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