アサシンクロニクル
[入学](1/3)
それから俺は凍也さんに戦闘技術を教わった。訓練はとてもハードだったがなんとかついていけた。そして入学の日、俺達暗殺学科の生徒は違う部屋に集められた。そしていきなり模擬戦をさせられた。聞いた話だが暗殺学科は強さが全てらしい。凍也さんから戦闘技術を教わった俺は次々と勝ち進み、遂に最後の一人になった。
最後の一人は月詠小夜という名前の無口で何考えてるかわかんない感じの女だった。
俺は木刀を構える。そして斬りかかった。しかし簡単に防がれる。小夜はそのまま俺の木刀をはね上げて胴を斬りつけてきた。バックステップでかわす。しかしよけきれなかったようで俺の服が裂ける。
「!」
マジかよ。木刀でこの威力なら真剣使ったらどうなるんだ。とにかく一撃たりとも食らう訳にはいかない。俺は小夜から離れて銃を抜いた。弾は訓練用のゴム弾だ。
俺は連続で銃を撃った。小夜はゴム弾を木刀に斜めに当てて防いだ。そして間合いを詰める。そうしているうちに小夜が少しずつ近付いてきて残弾も少なくなってきた。

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