「ただいまー。」
お姉ちゃんの声がする。
私達は、慌てて離れた。
「ん?何してたの?」
お姉ちゃんが、問いかける。
「ねぇ...今の会話聞いた?」
私がそう言うと、お姉ちゃんが
「聞いてないけど?何かあった?」
と言う。
それに蒼翔が、
「ちょっと、美春と話してただけ。」
言って、自分の部屋に行った。
「ねえ蒼翔ー。今日学校どうだったー?」
部屋に行く蒼翔に、お姉ちゃんがそういった。
蒼翔は、それに
「なんか、大丈夫そう。」
と答える。
今度は私に、お姉ちゃんが聞いてきた。
「蒼翔どうだった?クラスに馴染んでた?」
と聞いてきた。
私は、少し不満げに
「馴染むどころか、早速取り巻きが出来てたよ。」
と言った。