魔女!夢中愛と家族
[夢に向かってgo!!](1/16)
悠がいつものように立ち上がった。
「今日はお知らせが2つあります。まず1つは、安曇の姉妹校を
作ろうと考えています。これは、龍とわたくしの希望であきらめかけていました。
わたくしたちが、まだ学生だった頃、お互い考えていたことです。
それを、もう一度思い出させてくれたのが、愛です。
グリンデルワルトの華宮の地に作ろうと計画してます。
そこは、安曇に入れない生徒も受け入れる学校にしようと思っています。
ただ1つの条件は安曇への入学許可がおりている生徒は入学できません。
経済的に安曇への入学が困難な場合も、貸付制度で入学を許可します。
返済は、生徒本人が卒業してから返済するということなので
ご両親がご健在でない場合も入学できます。
いろいろな理由で入学が出来なくても同じ魔法使いなのですから
魔法を学ばせる義務は我々にはあると思います。
それと年に何回かは安曇の生徒との交流を持ちたいと思います。
それとこれが一番安曇と違うところなんですが、全寮制ではなく、
通いも認めるということです。ただ条件があります。
必ずご両親どちらかが、送り迎えが出来るということです。
何かの理由があって出来ない場合に限り、寮へ泊まっていただく制度も設けます。
また入学年齢は安曇と同じく10歳で、8年間です。
しかし、魔法力が卒業試験にパスしない場合に限り留年制度を設けます。
留年して9年目以降の生徒に限り、保護者なしの通学を許可します。
このあたりが決定しているところです。
後、わたくしの希望なんですが、人間界の授業に関しては、
人間族の方で教師として教える資格を持っていらっしゃる方に
お願いしたいと考えています。」みんながあっけにとられて暫く静まり返った。
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