魔女!夢中愛と家族
[小林先生](1/21)
翌日、悠は9時前にやってきた。その時は、もう渚の家の前には、渚家族を惜しむ
人たちでいっぱいだった。渚や隆がいかに庄内の郷で信頼されていたかがわかる。
盛り上がりを見せて最後には、皆が空港まで送っていくという話になっていた。
飛行機で行かないことをよく知っている渚は対応に困った。
「これで最後っていうわけでもないんでしょうけど、でも渚
折角のお申し出なんですもの、送っていただきましょう。
皆さん、わたくしたちはここを10時に出発しますわ。よろしければその時に
またいらしていただけますか?きっと渚も今は、辛いんだと思います。
申し訳ありませんが」と悠が言ったら皆がわかって10時まではということで散らばっていった
「おねえさま。ありがとう。でも、みんな着てもいいの?」
「大丈夫よ。搭乗手続きをして中へ入ってから、じゅうたんがあるところへ
移動するわ。そうすれば誰にもわからないわ。」と悠が笑っていった。
「じゅうたん?じゃあおとうさまが来てくださるの?」愛が聞いた。
「おとうさまだけじゃないわ。今日は、朝から機嫌がよかったから
玲緒と美優も来てるわ。今ごろは3人でじゅうたん飛行よ。」
「素敵」愛は嬉しくなった。陸や空にもあの素晴らしいじゅうたんのドライブを
見せてあげたかった。そして悠が作ってくれるお食事も食べさせてあげたかった。
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