魔女!夢中愛と家族
[悠の魔術](1/12)
隆、渚、校長先生が東金黄宮へやってきた。
桂の今後のことで、隆と渚と話があるからだ。
悠には、桂と龍が説明していた。後は、隆と渚にその事を話すだけだった。
まず、桂が、自分が安曇でもっともっと魔法を習いたい事を2人に話した。
「でも桂、あなたはピアノの勉強をしたいんじゃないの?」と渚が言った。
「渚、それはまた後で考えたらいいのよ。今は桂が安曇で勉強したいかなのよ」
「おかあさま、あたしは、東金黄宮でおじさまとおばさまに
よくしていただいているわ。おばさまからは魔法も教えてもらってるわ
おじさまは、安曇へ行くときは連れていってくださってるわ。
あたしが出来ないことはみんなやってくださるの。
だからあたしはここでは全然困ってないわ。
それに学校のお友達がくるって時は、ナイトレイの家にいけるように
おじさまとおばさまが魔法をかけてくださったわ。
おじさまとおばさまはとっても優しいわ。勿論、おとうさまとおかあさまもだけど
あたしが、愛に嫉妬して意地悪をしていたことを知っているはずなのに
あたしのことを本当に子供のようにしてくださるの。
おばさまは、あたしに魔法も教えてくださるわ。
あたしが出来なくっても根気よく教えてくださるわ。
おばさまは身体の調子が悪くってもいつもあたしのことを
考えて下さる。あたしは本当に幸せなの。東金黄宮へきて。
でもあたしがおじさまやおばさまによくしていただいていると
魔法をもっともっと覚えたいと思うようになったの。
でもピアノもやりたいわ。出来ることなら両方やりたいわ。
そんな事出来るはずないんだけど。」と桂が言ったとき悠が
「出来るわ。」と言った。
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