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届かなかった愛(1/25)







朝、目が覚めると、隣にはいつもと同じ、可愛いらしい可菜の寝顔。
昨日は珍しく甘えてくるからびっくりした。



っと、アレ
やばい、昨夜の可菜を思い出しただけなのに、俺ってまだ元気だな。



最初はなんでこんな女とって思ったけど、 今は結婚して良かったと思う。
母さんのおかげだ。



「ん、じゅ、んや



寝言?いつも淳也さんって呼ぶくせに!



だめだ、これ以上ここに居たら寝てても構わず襲いそうだから、早めに会社行くか。







リビングには、朝食を食べる真央の姿があった。
今は就活中だが、一社、最終面接を今日やると言っていた。



「真央、おはよう。今日、頑張れよ」



おはよう!ありがとう、頑張るね!」




真央とは色々あったけど、今はよき友人だ。




「そんで、とっとと受かってここを出て行かないと、毎晩あーんな声とか、聞きたくないわー」



「は?毎晩はしてないし!てか、 こんな広いのに、そっちまで聞こえるわけないだろ!」



「嘘だってばー!



まったく、、、



しかし、こんな些細な日常は、あっけなく終わるのだ。


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