お隣さんちの龍ちゃん

◎ 3.必要なんです。(1/15)







あれから、いつものように龍ちゃん家に行って夕飯を済ませた私。




…結局、彼女については聞けなかったわけで。



でも!まだチャンスはあるのだ!



そう、いつものごとく、龍ちゃんはウチにゲームをしに来たのだ。
ゲームをしに来た龍ちゃんは絶対、10時までは帰らない。




私の親も10時過ぎにしかいつも帰ってこない…ふふふふ…



つまり、いま私と龍ちゃんの2人きりと言うことなのだ!
















「…かと言って今日のこともあって何だか意識しすぎてお風呂に逃げた私」



でも、そうだよね。


何で龍ちゃんって彼女作らないんだろ。
別にモテないからって、告白されたことがないわけではない。



龍ちゃんは中学、高校の一度ずつ、告白をされたことがあった(←調査済み)けど、どっちも断っちゃったんだよね。




好きじゃなかったからって言ってて、私はあの時、硬派でカッコいいしか思わなかったけど。



好きな子は、いたんだろうか。
彼女にしたいとかは思わなかったんだろうか。







ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる…




ああああ…






「…のぼせた」




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