蒼の少年探偵
[佳菜子ちゃんの証言](1/3)
吉田さん宅の座敷に案内され、町長、佳菜子ちゃん、太一郎さん、そして、佳菜子ちゃんのお母さんの、吉田 友恵が、座敷にすわった
「それで、佳菜子ちゃん、どうして、神祭神社にいったのか、もう一度説明してくれる?」
俺は、やさしく言った
「あのね、ごはんを食べおわって、歯磨きをしてたら、えっと、急に、そとから『佳菜子ちゃん』て声が聞こえたの。それでね、外にいったらね、おじちゃんがいてね、そのおじちゃんがおいで、ていったの。こわくって、かえろうとおもったんだけどね、そのおじちゃんがやさしそうだったからね、いこうとおもったの。神社までいったら、おじちゃんがいなくなっちゃってね、まえをみたら、なにか、すごく大きなお化けがいてね、こわくて、しゃがんで、早く朝になれ!て、ずっとおもってたの。そしたらね、探偵のお兄ちゃんがきたから、よかった、ておもった……」
たしか、佳菜子ちゃん、明日香と同い年、だよな……………
最近の子供はみんなすげえなャ
「ありがとう、佳菜ちゃん、今日は、もうおやすみ」と、町長か、やさしく言った
「はい、おやすみなさい」
そういって、佳菜子ちゃんは、布団にはいった
「総一郎くん、お疲れ、今日はもう帰りなさい。」
「はい、わかりました」
そういって、おれは立ち上がり、三人に礼をして、吉田さん宅をでた
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