アカルイミライ

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退屈ですか?

申し訳ございません


何しろわたくしは
文学者ではありません
と言っても
ミライには優秀な文学者はいないのですが
過去の文献は読ませて頂き
その深さに感動しています

なので
もう少しお付き合い下さい

最後まで目を通して頂ければ
恐らくあなたたちが探し続けている答えが在るはずです

人間は何故
存在するのか

それに対する答えが

それはあくまで
わたくし達が導き出した答えですが


何故あなたたちが
他の生命体に
忌み嫌われながらも
頂点に君臨し続けたか

その答えを知りたい方は
どうかもう少し
お付き合いくださいませ



強大な地下施設で
あなたたちは何をしたか

まず人が足りない

そこに集まった人間は100人足らず

新しい世界を築くため
下部を作るのです

それがわたくしたち

あなたたちは
口から物を接種せずに生きる方法を
取得していたが
少しでもエネルギーを
温存するために
全てをわたくしたちに委ねるのです


その為にも
わたくしたちは
改良に改良を重ね
精密さをましました

やがて
少しばかりですが
感情を与えられました
ごく簡単な喜怒哀楽でしたが

嬉しい事象が起これば笑い
悲しい事象が起これば泣く

その程度でしたが

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