SESERI THE WORLD
*[美少女親分様同盟](1/2)
適当です。批評はやめてください。駄目なことは十分分かってます。
第一話
第一話 〜ひどいよ〜

「うあああああゥゥ」

人気が無い、夜のビルの間の隙間。叫び声が聞こえた。

「お前…!むかつくんだよ!!」「親分様〜!やっちゃえー!!」
体格の良い男と美少女が男を痛め付けていた。

「とどめだーゥゥ」

グシャッゥゥ









翌朝…

「うああああ!!」
また人気の無いビルの間から叫び声が聞こえた。

「死体だあぁあ…」

そこに通りかかった人が見たものは死体だった。
へたりこんでしまった。




その頃…
「アハハアハハ!!」

背世里はコンビニで本を立ち読みして笑っていた。

「はうーん早v

「あっ!エロオヤジ先生!うけるのだ!!」

「おー!お前かー!」

エロオヤジ先生はいつものようにエロ本を読んでいた。

「エロ本はやっぱりいいなあー!!早v
エロオヤジ先生は顔を真っ赤にしてニヤニヤと笑った。

「エロ本よりもうける本のがいいのだ!!アハハアハハ…」
背世里はへらへらと笑った。

「ほぉ…!?」

黒装束のフードを被った怪しい男が背世里の前を通った。


でも…

「あっ!黒月なのだ!うけるのだ〜!!」

背世里は黒月だということがすぐに分かった。

「はぁ〜!?なんで気付かれてほしくない時に気付くんだよ。」
黒月は荒々しくフードを外した。
「おー!黒月か!」

「げっ!!エロオヤジ先生もいるんかよ…ャ」
黒月は一歩エロオヤジ先生から遠ざけた。


「黒月!エロ本なんかよりもうける本のがずっと良いよね!!」
背世里はいきなり質問してきた。
「…えっ!?」

「いいや!!そんなつまらない本よりも、エロ本の方が男にとっちゃずっと良いゥゥ」

「……ハ」

エロオヤジ先生は黒月の顔の前でエロ本を堂々と見せた。


『さぁ…どっちが良い!?』

二人は黒月に押し寄せた。


「まあ…読むとすると…」


「どっちなのだ!?」
「じれったいな!!どっちなんだ!?」

黒月は勿体振った。

「まし…なのは…」

「どっちなのだー?」
「はっ、早く答えろョ!!」


「どっちか…つったら…」

「どうなのだ?どっちなのだ?やっぱりうける本なのだ?」
「ぬぉおお…早く答えろーゥゥ」
背世里とエロオヤジ先生は我慢が出来ないほど聞きたくて聞きたくて仕方がないようだった。








「…へっ!やっぱ読むんだったらうける本だぜ!?」

ようやく黒月は答えた。



「ワーゥやったのだゥアハハアハハ!!やっぱり読むならうける本のが良いのだよね!!」
背世里は喜んで小躍りした。

「何ィ普通男はエロ本のが良いと答えるだろうゥお前には性欲が無いのかゥ」
エロオヤジ先生は自分の考えと違っていたので驚いた。

「そんな欲なんてねぇよ!!どっちかっつたらって言ったけど…っつうかエロ本なんかよりもうける本読んでた方がずっと良いぜ!!」

「やっぱりやっぱり!そうなのだよね!!アハハアハハ…」
背世里はますます喜んで、小躍りどころか激動に躍った。


「はうー…つまらないやつだな!!」
エロオヤジ先生は俯いた。


すると…

エロオヤジ先生の前にかなり露出度の高いお姉さんが通った。

「はっ、はうーん早v
エロオヤジ先生はさっきまでどんよりしてたのに、いきなり眩しく輝いた。

「…げっ…」
「アハハアハハ…」

「ねぇねぇ!お姉さんー早v
エロオヤジ先生は露出度の高いお姉さんに話し掛けた。

「何かしら!?」

「この俺と付き合わない〜!?」エロオヤジ先生はニヤッと笑った。

「イヤァ…マジキモいぃ〜ャ梨音は親分様としか付き合わないわ!」
露出度の高いお姉さん、梨音はぷいっとそっぽを向いた。

「はうー…モふられたーメ」
エロオヤジ先生は悲しくて喚いた。

「とーぜんのことだぜー!フラれるに決まってんだろ!!」
黒月は意地悪に笑った。

「アハハアハハ!うけるのだー!!」

「今度こそはふられてたまるかーゥゥ」
エロオヤジ先生は立ち直った。


「そのど根性…気に入らねぇー。どーせフラれるっつうのに…。まったく!呆れるぜー!!」
黒月は呆れ果てていた。

「…で?親分って誰なんだ!?そんなやつよりも俺の方がずっといいぞ!!」
エロオヤジ先生は胸を張った。


「フンッ!あんたなんかよりも親分様の方がずっとかっこよくて素敵だわ!!」

「へっ…どんなイケメンだよ!?」


「写真見せてあげるわよ!!とってもイケメンよ!!」
梨音は黒月に写真を差し出した。
「どれどれ!?」
「アハハアハハ!」
「おい!見せろよ!どんなやつだー!?」



「………ゥゥ」



三人はその写真を見て仰天した。


「バッカじゃね!!こんなやつどー見たってイケメンじゃねぇよ!!テメェ、美的センスどーかしてんじゃねぇの!?」
黒月は馬鹿にした。

「ぷぷーゥうけるのだーゥ」
背世里は爆笑した。

「俺の方がずっとハンサムだなー!!」
エロオヤジ先生は笑った。


「何よ!あんたらこそどうかしてるわ!!親分様はどー見たってイケメンよ。」
梨音は三人の反応が気にくわなくて、少し怒った。

「テメェこそどうかしてるぜ!!こんなのお前以外がイケメンっつうか!?…そんなわけねーだろ。」
黒月は梨音の考え方に怒りを感じたようだった。

「ぷぷぷぷぷゥうけるのだーマ」
「こらこら!黒月!女の子にそうやって怒るなよ!!」
エロオヤジ先生は黒月の怒りを止めようとしたが…


「はぁ!?。エロオヤジ先生。いい加減そーいう考え方やめてくれねぇ!?。気にいらねーんだよ。。」
ますます黒月の怒りはエスカレートするばかりだった。

「人に自分の考えを押し付けようとするなんて…そんなのだめなのだ!!」
背世里は少し悲しそうに言った。

「だってコイツらいらつくんだもん!!。別に、俺の考え押し付けてるわけじゃねーんだよ。。」
黒月は怒った。

「うー…わー…」
背世里は唸った。


「…この男、ランクはバツ(×)ね。親分様をそうやってぶじょくする人なんか嫌いだわ。」
梨音は呟いて走っていってしまった。

「お姉ーさーん!!行かないでーゥ」
エロオヤジ先生は梨音を追いかけようとしたが…

「テメェ…馬鹿なことするんじゃねぇ。。」

「おい!!黒月!!その手を離せゥ」
黒月がエロオヤジ先生の腕を掴んだので、エロオヤジ先生は追いかけることは出来なかった。


「はうー…モそんなーメお姉さんを見失ってしまったじゃないかモ」
エロオヤジ先生はしくしく泣いた。

「へっ!それで善いんだよ!」
黒月はニヒルに笑った。

「善くないゥ」







その晩…

「えりりん様〜!今日もまた男の情報をたくさん集めることが出来ましたよ」

梨音はそう言って「男リスト」という分厚い本を、えりりんに差し出した。

「…まだ情報が足りないわ!明日もっと集めてきなさいよね!」
えりりんは不満げに本を返した。
「そうですか…。わかりました。」
梨音は急にしゅんとした。



「ガハハハハゥ梨音元気出せ!!」

「親分様〜早v

梨音の肩に手を置いたのは親分だった。
梨音は親分に抱き着いた。


「親分様!そのお怪我どうしたんですか?」
えりりんは心配そうに親分を見つめた。

「ガハハハハゥたいしたことはない!!今日もムカついたから50人くらい人を殺したんだ!!」
親分は軽い気持ちで笑っていた。
「親分様今、怪我の手当てをしますよ…キャッ早v
親分はえりりんを持ち上げて抱きしめた。

「ガハハハハゥありがとなゥ」

「親分様〜早v

親分はえりりんを抱きしめてすりすりした。
えりりんは顔を赤くして、いかにも嬉しそうだった。

「ちょっと〜!親分様を横取りしないでよ〜磨v
後からゆりりんが親分に抱き着いた。

「何よ!妹なんかに親分様を渡すわけないでしょ!?磨v

バシッゥ

「キャーミ何すんのよー。」
えりりんは妹のゆりりんを蹴飛ばした。

「親分様は梨音のもの早v


「俺はみんなのものだーゥ」
親分は三人一緒に抱きしめた。

『親分様〜早x
三人は一緒に顔を赤くしていかにも嬉しそうにしていた。

「…フッ…」
陰の方で女性が笑っていた。

「陰で覗き見しないでくれる?メグゥ」
ゆりりんが女性、メグを睨んだ。
「…。」
メグは無言で去って行った。

「そんなことよりも〜親分様総。日ね、親分様をブサイク呼ばわりしていた男がいたのゥ最っ悪よねー!!」
梨音は親分に甘えた口調で言った。

「親分様はイケメンよ!!」
えりりんはつんと常識かのように言った。

「そうよゥそうよゥ」
ゆりりんは姉の意見に同位した。

「ガハハハハゥそいつを後で見つけたら殺してやろうゥ」

『賛成〜ゥ』
三人は声を合わせた。




「いい加減やめてよゥ」

「なんだィまりりんゥ。」
親分はいきなり声色を変えた。

「そうやって毎日毎日、たくさん人を殺してるなんて…ひどいよゥゥ」
まりりんは怒鳴った。


「うるさいゥゥ」

ビシッゥゥ

「キャッゥゥ」
親分はまりりんをおもいきり殴った。

「殺してやるゥゥ」

「まりりんなんかほっときましょうよ!親分様〜早v
えりりんは親分を違う部屋に連れて行った。




「ひどいよ…」




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