ホンモノのシアワセを探しに
[マワリノモノ](1/12)
晃side.
俺と、彼女…陽菜との出会いは高校の入学式だった。
一目惚れだったんだ。
入学式、始まってるというのに俺は屋上で1人寝ていた。
校歌が聞こえてきたりなんかして、みんな馬鹿みたいとか思いながらうたた寝。
ガチャ…
扉が、開いた音に目を開けそちらを見ると…
言葉を失った。
そこまで、美人ってほどでもなければスタイルがいいわけでもない。
けれど、
俺は、彼女に一目惚れをした。
「なんで、屋上にいるの?」
彼女の、声に心臓が高鳴る。
「そっちこそ、なんで?」
「気分じゃなかったから…」
「隣、くる?」
ゆっくりと頷いた彼女が俺のとなりに座った。
鼻を掠める甘い香り。
サラサラのセミロングの黒い髪。
目。
鼻。
口。
俺のタイプそのものだった。
- 24 -
前n[*]|[#]次n
⇒しおり挿入
⇒作品レビュー
⇒モバスペBook
[編集]
[←戻る]