ホンモノのシアワセを探しに
[マワリノモノ](1/12)

晃side.


俺と、彼女…陽菜との出会いは高校の入学式だった。



一目惚れだったんだ。


入学式、始まってるというのに俺は屋上で1人寝ていた。

校歌が聞こえてきたりなんかして、みんな馬鹿みたいとか思いながらうたた寝。








ガチャ…






扉が、開いた音に目を開けそちらを見ると…


言葉を失った。



そこまで、美人ってほどでもなければスタイルがいいわけでもない。

けれど、



俺は、彼女に一目惚れをした。





「なんで、屋上にいるの?」

彼女の、声に心臓が高鳴る。


「そっちこそ、なんで?」

「気分じゃなかったから…」

「隣、くる?」




ゆっくりと頷いた彼女が俺のとなりに座った。

鼻を掠める甘い香り。
サラサラのセミロングの黒い髪。
目。
鼻。
口。






俺のタイプそのものだった。








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