ホンモノのシアワセを探しに
[ワスレタモノ](1/10)
「え…、
真ちゃんと付き合うってどういうこと?」
静かな、部室で優ちゃんと2人きり。
部活にも復帰できるようになった私は、元気そのもの。
心がポッカリと穴が空いているのは気のせい。
「晃くんとは、別れた。真ちゃんと付き合うことにしたの」
「陽菜、なにいってるの?晃くんのこと、大好きじゃないの?」
好きもなにも、彼のことを知らないのだから仕方がない。
「うん、そんな感じ」
「ねー、陽菜さ?おかしいよ?事故にあったっていっても軽かったんでしょ?どうしちゃったの?頭でも打った?」
「私が、事故にあったのなんでだろうね」
「え…?」
「赤信号、渡ったみたい」
「ちょっと、陽菜?」
「優ちゃんと晃くんの
記憶だけないのは、どうして?」
「陽菜、本当にどうしちゃったの?」
「私、2人のこと分からないの」
し〜んと、
静まり返る部室。
聞こえるのは、野球部の声だけ。
オーライオーライ
キーン、
ザシュー
「陽菜、本当なの?」
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