素敵な始まり
[No13](1/3)
春田瑛士。
彼も気分屋だが、
わたしも人のこと言えない気分屋さん。
たわいもないやり取りから屁理屈喧嘩が始まる。
-お前、お前ってわたし名前あるし。
-俺、慣れた人はだいたいお前って呼ぶ。
-わたしに慣れてきたの?笑
-察するに…いい意味じゃないってことでしょう?
-わかってて言ってんの?
-条件反射だよね。不可抗力。
-なんか予想外な返事って興味わくよね。
-面白いこと言うよね?でも、興味もたないで。
-なにそれ
好きにならないでの次は興味もたないで?
瑛士くんの返事はいつも想定外すぎる。
なんとなく人がこう言えば
こう返ってくるんじゃないかって想像つくじゃん?
そこを瑛士くんは上回ってくるよね?
-それを感じる才能あれば…もう人助けれそう
-助けるどころか沢山傷つけかねないわ。
-お前さ、色んなこと相談してくるけど
自分の考え自信持っていんじゃない?
ほんと最終的にいつも痛いところを突いてくる。
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