素敵な始まり
[No.5](1/14)
「ひかるちゃん！ひかるちゃん！
あっちにね最近できたフワフワのかき氷が
あるんだよーー！行こう♪」
可愛い笑顔でわたしの手を引くのは
先日連絡をくれた友達の菜々ちゃん。
今回は菜々ちゃんのところに
お世話になる予定なのに…。
「ねぇ、瑛士くんだっけ？
その彼がちょーブスだったり
変態だったらどうするの？
やっぱりホテルとか危なくない？」
人のことは言えないが
菜々ちゃんもかなりの毒舌女子だ。
私「ご飯行くだけだし、
泊まんないよ。
いつも落ち込んでたら元気もらうし…大丈夫。」
「そんなこといってひかるちゃん
いつも引っ掛けてくるの駄メンズじゃん。
てか、ご飯行って帰るの？」
私「ん？え？待ってまって。
さっきからおかしいこと言ってるよね？
菜々ちゃん家泊めてくれる話じゃなかったの？」
「え？
菜々、邪魔するわけないじゃん（笑）
それに菜々今日彼氏くるから6時前には帰るよ？」
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