先生と恋のシカタ。

[先生とタイリツ。](1/18)









「他の先生にも言われてるんだよ、だから授業中は寝るなよ。」



―――ここは数学準備室



「無理です。眠いものは眠いので。」



「俺も新人だからな、信用が全く無い訳よ。あまり怒られたくないんだよ。」



「…チッ。」



「ねぇ、今舌打ちしたよね?え?どうなの?」



先生の言葉を無視して私はこう言った。



「だから教師は嫌いなの。結局はさ、自分のことしか考えてない。」



「……佳奈子、眠いんなら起こしてやるよ。」



「は?」



話噛み合ってないんですけど……。



「保健の授業するか?」



ニヤニヤしながら言う先生。



「はぁ!?しないから。てか数学の先生でしょ!!??」



何言ってんのまじで。



「ふはは…やっぱ佳奈子最高だわ。面白い。」



へ?どこが?

今のどこが面白かった?



「そんな顔すんなって。抱きたくなるだろ?」



「……ッ!?へ、変態!セクハラ!」



「うわぁ顔赤いよ、佳奈子。何マジになっちゃってんのー?普段、冷めてるのにやっぱ女の子だねぇ。」



ゴンッ



「…っ……いってぇ。」



「失礼しました!!!」



あぁ思いっきり先生殴っちゃったよ。





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