[異変](1/9)
――――憂亜さん達の挙式を終え、早くも残暑に突入した。
―――――――――
｢暑いなあ…｣
9月。新学期。
残暑の残る中、夏休みもあっという間に終わって学校が始まった。
あの後。
憂亜さんは托斗さんとめでたく披露宴もしてアメリカに渡った。
なんでも、披露宴を始める時間前にあの問題が起こり。
披露宴は始まってなかったらしく、支障は生じなかった。
なんでも、托斗さんは憂亜さんが問題を起こすと起こすと思っていたため嘘の時間を教えていたらしい。
問題も解決し、披露宴も予定通りに行えて托斗さん描いていたシナリオ通りだったみたいで。
それを聞いた憂亜さんは唖然として、詩呉はあきれたらしい。
そのあと、憂亜さんは猫かぶることをやめて、素で響子さん(詩呉のお母さん)の所に行ったら、和解されたらしい。
あの人が猫かぶっていたところが、響子さんは気に入らなかったらしく。
仲良くなって、向こうに戻れたらしい。
なんとも、迷惑な人たちなのだと思った。
｢いらっしゃいませ」
キラキラのおにゅーのドレスを身に纏って。
珍しくきれいに自分でしたヘアスタイルで。
お客様をお出迎えする。
――――いつもと変わらない、私の日常。
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