蒼と狼の物語
[源二郎と晋作](1/7)
―――――――
「おい、晋作、晋作!」
「…馴れ馴れしいんだけど、黙ってくれない?」
「おーい、晋作〜」
「…煩いよ?」
優しげに言ってるが、顔は無表情で茶をすすっている美形の男が一人。
方やそんな彼の言葉を無視し、晋作を呼び続けている。
そしてこの晋作を呼んでいる男こそ、新撰組副長土方歳三を名乗った偽者であり、桜源二郎…その人であった。
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