蒼と狼の物語
[無知だった](1/9)

会議が終わり、次の日皆に紹介された。

反応は様々だったが、一番は恐れられた。
と言うのも鬼の副長の親戚な訳で、気軽に話しかけてくる者はないに等しかった。

悲しかったけどこれで良かったかも知れない。
余計な事口走ったりしちゃうかも知れないし…

女中である前に小姓であるからと一緒に朝食をとり、隊士等に恐る恐る話し掛けられたり等してる間に、近藤は思い出したかのように皆を見て、口を開く。

「桜くんは体が弱い、皆その事を頭に置いておいてくれ」

その言葉と共に心配そうな眼差しが多く送られるが、蒼子は大丈夫だと笑顔で笑って見せた。

その笑顔に、多くの隊士が顔を赤くしたのを蒼子だけが知らなかった。


「で?昨夜は土方さんどうでしたか?」

沖田の言葉にその通りだったと言えば、沖田は土方を見詰め、あの人は分かりやすいですからねぇと微笑み、彼の方に悪戯しに向かった。



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