緋桜〜血脈

[月下](1/1)
身体が思うように動かせない…痺れ薬の効果もあるのであろう
これを見越して、一人で来るように仕向けられていた事に気づいた時には遅すぎた

「やっ…」

敏感な花芯に触れられ、ビクリと身体を震えさせるその姿に玉藻前にとっては魅了されるに等しかった

「美しいな…ここは」

玉藻前が花びらを見ると、淡い桃色に息づいていた
「見ないでっ…」






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