真昼の月
*[折られし牙](1/31)
少し後――
「……天…井?」
「無理をするなと言っただろうが。」
布団に寝かされていた千秋が目を覚ました。
まだ辺りは暗い。ちろちろと揺らめく蝋燭の焔はあるが、それすらも頼りない。
彼女が気を失ってから、そんなに時は経っていないようだ。
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