私の手にはいつの間にか握り締めていた少しよれた紙切れ。
そんな何ともない紙切れを私は見て口元がにやける。
でも………
私の眼鏡をとった時の彼の顔が頭に映像として流れる。
「可愛くない女の子なんて…好きじゃないよね……桐生くん…」
よくよく考えてみれば今朝の女の人だって美人だし、いつも周りにいる人も美人だ。
可愛くなりたいなぁ……
そんなことを考えていたら午後の授業が終わっていた。
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