ダメ。ダメ。
 ひみつのばしょ。 (1/12)

ーー…昼休み。



私は少しして屋上の非常階段へ向かった。


桐生くんと一緒に行ったら、きっと変に思われるだろうから…。




意外にもこの屋上の非常階段は死角となっている所で、普通なら人は来ない場所。



急ぎながらも、人目を気にしながら目的地に着くと桐生くんが座っていた。





「はぁ…はぁ…」

少し息を荒げる私に彼は言い放つ。



















「遅いよ…」

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