ーー…昼休み。
私は少しして屋上の非常階段へ向かった。
桐生くんと一緒に行ったら、きっと変に思われるだろうから…。
意外にもこの屋上の非常階段は死角となっている所で、普通なら人は来ない場所。
急ぎながらも、人目を気にしながら目的地に着くと桐生くんが座っていた。
「はぁ…はぁ…」
少し息を荒げる私に彼は言い放つ。
「遅いよ…」
30
←back|next→
…bookmark
⇒作品レビュー
⇒モバスペBook
[編集]
←…